SSブログ

練馬にて 簡単に耐震というが。01 [練馬 築古木造 補強工事]

練馬区内で築古木造(約40年)の地震時の建物の
完全崩壊を防ぐべく骨組みの補強工事と外壁防水を兼ねた
外壁リフォーム工事を行います。
進捗を日々更新していきますのでリフォームを
お考えの方は、是非ご参考にしてください。

20120427 外観313.jpg
「耐震工事を」と依頼を良く受けます。
私は、常々 マスコミや新聞の報道を読んで思っているのですが、
業界関係者以外の持っている耐震のイメージと設計者の思っている
耐震の考え方にはかなりの温度差があると思います。
耐震工事と言われると(現にマスコミはこの言葉を
頻繁に使用していますが)地震がきても絶対壊れない
という感覚を持つのが”普通”と思われますが
絶対に壊れない建物はありません。
コレは、RCであろうと免震建物であろうとどこか壊れます。
その壊れ方の大きさだけの違いです。
今回の話みたいに、築古の木造で現行の
基準に合わせて(この基準も今ひとつですが)工事を
するとなると費用的に新築する方が安くなる場合が
ほとんどです。一部例外もあるでしょうが
先日、日経で木耐協?が、耐震工事の平均工事費が
157万円とありましたが、今の基準に合わせるとなると
基礎部分を触らないわけにはいかず
その金額内では到底納まる事はありません。
ですから、私はそこまでの費用を掛けられない場合は
あくまで補強工事(一発崩壊をしのぐ)ですと説明しています。
一発崩壊とは、大きな地震がきても
初めの揺れで完全崩壊(例えば1階がつぶれる事等)
をまぬがれるように考え、命だけは守る事を考え
設計し、工事を進めていきます。
ですから、RC(コンクリート建物)でも木造でも
ある程度の築古の場合は、補強工事をします。
とお話した上で進めていきます。
 
現場の出来事を更新していきます。

nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

御訪問ありがとうございます。 設計の現場や建築の途中経過等で 日々感じたことや何で?と思うことを 書いています。脱線もしますが、 これに懲りず、御訪問ください。

杉並区にある設計事務所:須藤一栄・三鴨泉建築研究所sudo+mikamo architectsで日々進行している現場や設計中の様子などを書いていきます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。